ブリー・ド・モーとは
ブリー・ド・モーはフランスを代表する白カビチーズです。「チーズの王様」と称され1980年にA.O.Cを取得。1815年のウィーン会議では本来の目的ではない一種の余興として、チーズのナンバー1を決める会議でブリー・ド・モーは60種類以上のチーズの中から1位になりました。その際に"クレメンス・フォン・メッテルニヒ"という人物が「チーズの王」と称賛してからチーズの王様と呼ばれています。
白カビ最大級の大きさ、ブリー・ド・モー。
ブリー・ド・モーは、重さは約3kg、高さ2.5cm、直径37cmにもなる白カビの中でも最大級に大きいサイズ感で製造されています。類似商品として"ブリーチーズ"という物もありますが、それは厳密なブリー・ド・モーの規格とは違うチーズのです。ブリー・ド・モーは日本において食べやすくクセが少ないと思われていますが、実際の美味しいブリー・ド・モーは香りも強くチーズ特有のクセもしっかりと持ち合わせてます。白カビチーズの多くは、表面に近い部分から中心部に向けて熟成が進んでいきます。熟成が進めば進むほど、クセは強くなっていき初心者向けの味わいではなくなっていきます。その一方で旨みはどんどん凝縮され、ミルクのコクも強くなっていきます。熟成が進んでいないブリー・ド・モーはクセもなく食べやすいので、自分のお好みに合わせた熟成期間を見つけるのがいいかもしれません。
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