「ナチュラルチーズについての正確な商品知識を」というニーズに対して、デンマーク食品農業省並びにデンマーク農業理事会監修のもと、実施されています。それは「平易でわかりやすく、基礎的で簡潔」かつ「専門的にみて、正しい知識」を効率的・体系的に修得できる研修です。酵素学、発酵学、微生物学、細菌学、栄養生理学などの基礎をはじめ、チーズの歴史的、文化的なことやライフスタイルにおける意義など、広範な分野にわたるスクーリングチーズ製造、チーズ工場・酪農農家の見学などのフィールドスタディが現地デンマーク・オーデンセにおいて実施されています。
デンマークチーズ学校での研修が終了した研修生に対しては、修了資格認定のための試験が行われます。
そして、合格した研修生のみ「バチェラー・オブ・チーズ」の称号が与えられ、そのディプロマが授与されます。
その称号を有する修了認定者(バチェラー・オブ・チーズ)には、デンマークチーズセミナーなどデンマークチーズの啓蒙・普及を目的とした各種販売促進活動において、専用のユニフォームを着用し、「バチェラー・オブ・チーズ」として活動する資格がデンマーク酪農連合、デンマーク食品農業省、デンマーク農業理事会より与えられています。
フランスチーズ鑑評騎士の会は、1954年に「伝統的チーズを守る為、およびチーズ製造・販売に携わる人々を保護・支援する」ことを目的にフランスで設立されました。フランスのほか、ベルギー、ブラジル、ロシア、日本など、世界20カ国に会員を擁し、数カ国には支部を置いています。設立以来1万5千人をこえる人々に称号を授与してきました。
日本支部では、10年以上フランスの食品に携わりガストロノミを理解しているチーズの普及啓蒙者で、フランスチーズ鑑評騎士の会に1年以上在籍する人2名と同会理事1名の推薦を受けた候補者の中から、毎年30名前後を任命します。
日本支部理事長は江上料理学院院長、江上栄子氏です。
大半の就任者は「シュヴァリエ=騎士」という階級に属します。10年間の活躍を認められたシュバリエの中からその上の階級
「オフィシエ=将校」に昇格します。そしてフランスチーズ鑑評騎士の中でも最高の位が「グラン・オフィシエ=大将校」です。
C.P.A.とは『Cheese Professional Association』の略で、2000年に日本で発足した
NPO法人チーズプロフェッショナル協会の事を指します。
年1回の検定試験でチーズの基礎的な知識と取扱いに関する習熟度を測って、チーズの伝え手となる
「チーズプロフェッショナル」の呼称資格を認定している上級者、チーズに係るプロの方向けの資格です。
記述を含む一次の筆記試験に合格した者はティスティングを含む二次の筆記試験を経て合格となります。
合格率は毎回40%を下回る試験ですが19回(2018年)を終え3192名の方が認定者となっており全国で活躍しています。
チーズプロフェッショナルの認定資格を持つ者を対象にしたより専門的なセミナーなども開催されていて、継続して研鑽を積み
日本の食卓、そして日本人の様々な生活シーンにチーズを定着させるために、日々活動を行っています。
C.P.A.(NPO法人チーズプロフェッショナル協会)が年に2回実施しているチーズの初歩的な知識の理解度を測る検定です。
事前に送付されるテキストで予習した後、当日の講習に参加しその場で検定を受けます。
2018年9月までにを10416名の方が認定者となっています。